ブラック企業について
ブラック企業という言葉も定着をし、そのような会社で働いていた人の実体験も多く聞くようになりました。
ブラック企業とは一般的に、労働者を過酷に労働させるような企業であり、労働基準法を無視したような待遇を行います。
具体的には残業時間が長い、残業したのに残業代が出ない、採用前の労働待遇と大幅に仕事内容が違う、給料が何らかの形で削減されて極端に少ない、などのことを行う会社です。
このような会社は社員をひたすら過酷に働かせることしか考えていないので、社員の幸福や健康などはまったく気にしません。
また社員が辞めたいと言っても辞めさせてくれない場合もあり、または社員は代わりがいくらでもいるので、今の社員は駒ぐらいにしか思っていないところもあります。
ブラック企業の具体例
ブラック企業としては特有の特徴があります。
もしもブラック企業に入社すると以下のような待遇を受ける可能性が強いです。
・出社を強要され休むことが出来ない
・拘束時間が異常に長い
・有給休暇は絶対に取れない
・正社員から契約社員に格下げされる
その他にも以下のようなことがあります。
・上司による異常ないやがらせや、会社全体の異常な風習
これは例えば仕事をミスすると、社員全体の前で私は馬鹿ですと土下座させられるようなところもあります。
・給料が上がらない
ノルマなどがあってそれをクリアしないと給料が上がらない、報告書の記載内容がとてつもなく細かい、いつまでたっても研修期間のまま、などのことがあります。
またブラック企業の特徴としては、そこで働く社員の勤続年数が短いと言うことがあります。もしも就職して社員が数ヶ月単位で辞めていき、社員の入れ替わりが激しい会社だとブラック企業の可能性が高いです。
ブラック企業の見分け方
あなたが就職して充実した仕事をするためにも、ブラック企業に入社しないようにすべきです。ブラック企業としては以下の点を見て見分けましょう。
・ハローワークで見分ける
ハローワークでは職員に聞くといろいろと教えてくれることもあります。
この企業は1年間求人していても誰も採用する気がない、待遇では月曜から金曜までの勤務となっているけど実際は月に5日程度しか勤務がない、採用したら勝手に契約社員として働かせた企業だ、などのことが聞けるので、もしも働きたい会社があったら、ハローワークの職員さんにどのような会社か聞いてみるのが良いです。
・ブラック企業の求職キャッチコピー
「月50万円以上可能」
「ノルマ・残業無し。未経験可」
このような甘い言葉で求人しているところは注意が必要です。
月50万円以上はノルマを達成した場合にのみもらえる給料だったり、ノルマ・残業無しでも残業が1年を通して全くないという企業はほとんどないので、疑った方が良いです。
サービス残業について気になる人は企業の勤怠管理方法について聞くこともおすすめです。
PCの起動時間から出退勤時間を記録する管理方法もあり、そのような場合は会社での業務時間を正確に管理していると言えるでしょう。
このような甘い言葉だと応募者が多くなるので、ブラック企業はよくキャッチコーピーに利用します。
特にIT業界と不動産営業は多いようです。
また採用前に雇用契約書のないところもブラック企業の可能性が高いです。