雇用形態はいくつかある
どのような職でもそうですが、あなたが会社でwebデザイナーとして働く場合にも、いくつかの雇用形態があります。
大きく分けると正社員と契約社員とアルバイトという形になり、これのどれかに属して勤務することになるでしょう。
もちろん就職する場合には正社員を目指す方も多いかもしれませんが、それ以外の働き方もあります。
それぞれにはメリットとデメリットがあり、必ずしもあなたにはこれがよいと断言は出来ません。
あなたの今の状況によっても最適な働き方が決まってくるでしょう。
正社員
正社員は会社と勤務期間を決めずに契約する働き方です。
多くの場合は定年まで働くことを前提としていますので、簡単に会社が解雇することはできません。
一番会社の拘束力は強い雇用形態です。
社会保険が整っており、退職後の退職金も支払われます。
ただし中小企業だとこれらは望めないこともありますので、希望するなら雇用条件を就職前に確認すべきでしょう。
社会保険などが整っている代わりに、会社の社員としての責任は重いです。
時には仕事が残っていれば残業を要求されることもありますし、webデザイナー以外の仕事もやらされます。
収入の安定した働き方が出来ますが、その分拘束されることも多いです。
派遣社員
派遣会社と契約を結んで、派遣先で働く働き方であり、雇い主は派遣会社です。
派遣先では定年まで勤めるのではなく、長くても数年で派遣先を変えながら働きます。
派遣先を選べば、ある程度の勤務時間や業務内容も選ぶことが可能です。
社会保険をある程度整えている派遣会社もあり、社会保険に加入したりすることも可能です。
大手企業に派遣されることもあり、そのような企業で働きたい人にも最適です。
ただし派遣社員として働くためには技術力が必要です。
募集要項では、多くの場合は実務経験○年以上というのが条件になっていますので、全くの未経験から派遣社員になるのは無理です。
アルバイト
アルバイトはパートタイムの労働者です。
開いた時間に少しだけ働くというのは本来の働き方ですが、webデザイナーの場合は、フルタイムで働くことが多いです。
契約する会社との関係は薄く拘束力は弱いですが、その代わりに労働条件はあまり良くありません。
収入は時給制であり、働いた時間に時給をかけた金額が給料になります。
社会保険はまったくありませんので退職後の退職金も、雇用保険もありません。
また会社はいつでもアルバイトの社員を解雇することができますので、突然の解雇もあります。
アルバイトは雇用条件はあまり良くありませんが、その代わりに未経験でも雇ってくれる場合もあるので、未経験者が経験を積むのには良い働き方です。