カラーコーディネーター検定試験ってどんな資格?
カラーコーディネーター検定試験は、色彩に関する実践的な知識が学べる検定試験です。
Webサイトのデザインに当たって、色彩は大きなウェイトを占めています。
色彩が人々に与える視覚効果や心理的な効果は非常に大きいため、色のもつ性質や特徴など、色彩の知識があれば、ユーザーニーズに合わせたWebデザインが可能になるからです。
すぐに仕事に役立つ実務的な知識が学べるのが、この試験の特徴です。
Webサイトを訪れるターゲットユーザーに効果的に訴求する色彩についての知識があると、クライアントからの要望に対しても、メインテーマとなる色の選び方や、より効果的な色彩の組み合わせなどを理論に基づいて提案できるので、説得力のあるプレゼンテーションが行えます。
また、カラーコーディネーター検定試験には、優れた知識と指導力がある人を講師として認定する「認定講師制度」も設けられています。
認定講師の資格があると、職場の指導者やセミナー講師としても活躍できます。
この試験の主催者は、東京商工会議所なので、実践力の高さや信頼度の高さでも定評があります。
カラーコーディネーター検定試験の内容は?
(参考記事)
カラーコーディネーター検定試験 | 公式サイト
カラーコーディネーター検定試験はレベルによって3級、2級、1級に分かれています。
3級は最も初歩的な試験で、3級公式テキストの最新版の知識と、その知識の応用力が問われます。
試験はマークシート方式で、2時間です。
2級は、中級レベルの試験です。
2級公式テキスト最新版に記載されている内容をしっかりと理解し、その知識を応用できる能力が試されます。
試験はマークシート方式で、2時間となっています。
1級は、上級レベルの試験です。
ファッション色彩分野、商品色彩、環境色彩分野の3つの分野から、1つを選んで受験します。
いずれも1級公式テキストの最新版に当する知識と、その応用力が問われます。
試験はマークシート方式と論述問題が出題され、試験時間は2時間30分です。
どの等級も合格ラインは100点満点中、70点以上です。
試験は2級と3級が年に2回、1級は年に1回実施されます。
2016年の平均合格率は3級が60.9%、2級が49.7%、1級が22.4%でした。
また、1級1分野の合格者には1級カラーコーディネーター・ファッション色彩、2分野の合格者には1級カラーコーディネーター・商品色彩、3分野の合格者には1級カラーコーディネーター・環境色彩の仕様号が与えられます。
2級合格者には、2級カラーコーディネーターの称号が、3級合格者にはアシスタント・カラーコーディネーターの称号が与えられます。